第5課 君もこのほれ薬で僕にメロメロさ! ― 2005年05月04日 23時53分48秒
一方金子に目を向けると、今日は授業中、机にひじを付いていました。そういえば彼は初回からずっと教室内でも帽子を着用しています。陳老師も気になったのか、途中から金子の帽子を取り上げていました。ついでに細かいチェックをすれば、「在」の発音は3声ではなく4声ですね。
「在」の発音もそうですが、どうも金子は「e」の発音もあまり得意ではない様子。老師が「一番簡単に覚える方法は、ぽかーんとした口で発音する」と説明したのを聞いて、2年前の講師だった相原茂先生の15年前の著作を思い出しました。「e」の発音は「背中にブスリとナイフを突き立てられた時の『ウ』」とあったのを読んで、「おれ背中刺された事ないし…世間の中国語初学者は皆一度くらいは背中にナイフを突き立てられているのだろうか…」としばし悩んだ次第です。
スキットは前回の続きで、ヒロインと弟が腕を組み熱くお互いを見つめ合いながらホテルの部屋に入ります。今頃になって気付いたのですが、この弟、実は初回のスキットでは中国の大学での「留学生歓迎会」の席上になぜかいるのです。日本在住の日本人の筈なのに…。まあ受信料の不払いで予算が足りずに役者を使い回しているのかと、妙に納得してしまいました。
今回の盧思小姐、前回の北川えりの態度がやたらとショックだったのか、今回は「ちょんまげリーゼント」をやめて、髪を後ろに束ねておりました。また、乳周辺の露出は最近控えているものの(私はいわゆる「おっぱい星人」ではないので、それでどうこう思うわけではないのですが)、肩から腕にかけてはしっかり露出しておりました。ゲストのaminまで負けじと、首から胸元まで開いた服を着て登場していました。
ところで一点謎があります。寸劇で、盧思小姐が熙寧に飲まそうと用意したほれ薬を、熙寧が知らぬ間に盗み取って金子に飲ませてしまうシーンがあります。私は媚薬界に明るくないのですが、ほれ薬って、飲んだ人が目の前の相手に欲情するものなのでは?とすると熙寧は金子に何を期待しているのでしょうか?
第6課 遂に乳の谷間が ― 2005年05月09日 23時58分03秒
盧思小姐が盧思小姐なら、やはり陳老師も黙ってはいません。今日は教室にマネキンがいませんでした。老師と金子が二人っきりです。老師の暴走モードを予感させます。金子の受け答えが快調で「今日きてるねぇ、僕」と自画自賛しようが、老師は軽く無視して自分のペースに持ち込もうとしています。「私のすっごい自慢のモノ、見たい?」と金子に問う老師。唐突に自分のサイン入り色紙を金子に見せつけます。「一下」の意味を金子に教えようとしながらサインを巡るやりとりを暫く続けた後、今度は金子にサインを書かせます。そう、教室で授業の場を使って二人でサイン入り色紙の交換をしていたのでした。
陳老師の活躍振りは教室だけではありません。何と今回はスキットにも登場しました。ヒロインがチャイナドレスを買おうと、雑誌の広告を食い入るように見ているのですが、そのモデルが何と陳老師!昨年度のNHK教育テレビ「中国語講座」のホームページに使われている写真をそのまま使っているとはいえ、「私だってチャイナドレスの現役モデルなのよ!プロポーションもバッチリよ!」とさりげなく金子や盧思小姐にアピールしているように思われました。
ふと思ったのですが、本職が大学助教授の陳老師、なぜあんなにきれいなサインを書いているのか不思議です。
第7課 陳老師、まあきれい! ― 2005年05月16日 23時58分55秒
前回乳の谷間を見せた盧思小姐の格好に注目したのですが、前回とは打って変わって全身を覆うチャイナドレス姿でした。髪型も中国の少女らしいもので、ラストで直立して手を組みながら単語を紹介する姿に、かつての盧思さんの面影を感じました。私はいわゆる「おっぱい星人」ではないので、これはこれでむしろ安心感すら覚えた次第です。
陳老師の教室に目を向けましょう。今日は金子のクラスメイトとしてクリスティーヌが来ています。もちろんマネキンで、恐らく山田太郎やボブと同一人物です。金子も性別を超えたマネキンの使い回しに耐えかねたのか、クリスティーヌを見て思わず「無理に女になった感じ」と漏らしてしまいます。
さて今日は形容詞を学ぶということで、いろんなものを比較しています。陳老師、やおら金子を立たせて「背比べしよぉ」と言ってはぴたっと横に寄り添うのですが、そこまで引っ付かなくても二人の身長差は明らかだろうにと思ってしまいました。
老師の真骨頂はここからです。講義の途中で陳老師、「ちょっと待って」と席を外します。羽衣のようなものを身にまとい、ひらひらくねくねしながら「どう?」と金子に尋ねます。
金子「きれいです」
老師「ありがとう、でもあんまり感動してないみたいね」
金子「(大げさに)うわぁ、きれい!」
老師「(当惑して)あまり気持ちいいものでは…」
で、結局「まあきれい!」という言葉を金子に教え込んで、無事ほめてもらえました。
それにしても今日の老師は、この喜びで頭がいっぱいになっていたのでしょうか?「18000元(=23万4000円)」と書かれているパソコンを指して「1800元(=2万3400円)かな、高いですね」と言ってしまったり(よくNGにならなかったなと思うのですが)、一人で登場する文法コーナーで、カンペが横にあるのかちらちらと視線を横に移しながら喋ったり、発音コーナーでは舞台となるビリヤード台の上に、カンペと思しきメモを置いていたりと、今までの老師にはなかった「らしからぬ」シーンがありました。
そういえば金子は老師に無理矢理「まあきれい!」と言わされて辟易したのか、寸劇の時にいきなり熙寧に「今度熙寧くん、僕にも指輪買ってよ」とか「僕の家賃も払ってよ」とおねだりしていました。熙寧のところに嫁入りでもするつもりなのでしょうか。それとも、陳老師に対して「僕が好きなのはあなたではなく熙寧なんです」とさりげなくアピールしていたのでしょうか。
さて、今日のスキットの中では、謎の男・Kマンが中年おばさんを演じていました。店でチャイナドレスを試着して脇のスリットから太股を露わにしつつ、鏡の前でポーズを決めて「まあきれい!」と言うのですが、よく見れば試着の際にどさくさにまぎれて厚化粧を施していました。
第8課 年齢マニアと年齢詐称 ― 2005年05月23日 23時57分35秒
その後、金子が登場して視聴者に中国語で挨拶をするのですが、最近挨拶の内容が高度になってきたのか、日本語の字幕が出るようになりました。「ああ、彼も生徒からスタッフ側の人間になったのかなぁ」と、やや距離感を感じてしまいました。オープニングの金子の中国語に比例して、熙寧の関西弁も高度になってきたのか、今日は「馬」「多い」「暑い」「涼しい」「寒い」が関西弁になっていました。どうやら形容詞がどっぷり関西弁に染まっているようですね。
陳老子は、今日はマネキンがいないにもかかわらず比較的おとなしめに授業をします。それどころか、金子を「金子くん」ではなく「金子さん」と呼んでいました。二人の間に何か距離を感じさせるものがあったのでしょうか?前回の放送で金子が熙寧に心を寄せていることを知ってショックを受けたのでしょうか?もっとも、二人とも同じ1月生まれということがわかった時には喜んでいましたが。
スキットでは新人が登場しました。テキストで「中年婦女」としか書かれていない謎のおばさんが、公園のベンチにいるヒロインの横に座ります。挨拶の後いきなり「あなた今年おいくつ?」初対面の人間、しかも女性に対していきなり単刀直入に年齢を尋ねますか。しかもヒロインから「22歳です」と聞くやいなや即座に「あら、干支はイノシシ」。彼女は四柱推命や動物占いの類のマニアなのでしょうか。その後日本人のヒロインと謎のおばさんは、日本と中国に関する会話を交わした後、ヒロインまでもが唐突に、編み物を編む謎のおばさんに対して「あの、私にも教えていただけますか」と編み物を教わります。
そういえば先日、ある中国人との会話で、開口一番「子供はいますか?」と問われて内心びっくりした事があります。中国人との会話に過程や脈絡というのは期待しない方が良いのでしょう。
陳老子の文法コーナー「語法快報」では、例文に「盧思さんは熙寧さんより3歳年上だ」という一文が出てきました。2年前のNHKホームページによれば盧思小姐は今年32歳(あ、彼女も1月生まれだ!)、熙寧は21歳(あ、彼も1月生まれだ!)。例文、思いっ切り間違ってます。因みにテキストでは「盧思さんは26歳、熙寧さんは23歳」という大胆な文章がくっついています。さすがに番組ではそこは触れていませんでしたが。
寸劇の最中、金子が盧思小姐の旅行計画を中止させるために、「北海道に行くのはやめたほうがいいです。北海道は東京よりも寒い」「沖縄もやめたほうがいい、沖縄は東京よりも暑い」「大阪はお金がかかるの!」と、3自治体の観光協会を敵に回していました。苦情が来ないことをお祈りしています。
発音コーナーでは、ビリヤードの玉を熙寧がブレイクショットするのですが、どうやら失敗したようで、金子があわてて手でボールを方々に散らしていました。やり直さないところに「素」の良さを感じつつも、「取り直す予算もないのだろうか…」と余計な心配を少し覚えてしまいましたが。
そうそう、私はいわゆる「おっぱい星人」ではないのですっかり忘れていたのですが、今日の陳老子、笑うだけで乳が揺れておりました。
第9課 愛はボインの愛 ― 2005年05月30日 23時57分38秒
オープニングのタイトルバックはどういう訳か以前のものに戻り、熙寧の関西弁も相変わらずです。そのせいなのでしょうか。出だしの金子の挨拶はいきなり「僕の日本語は熙寧くんよりうまい」です(別に関西弁が「下手な日本語」だとは思いませんが)。因みに今回の熙寧の関西弁講座は「朝」「晩まで」「起きる」「出勤する」「昼ご飯を食べる」「入る」「眠る」でした。熙寧の教育の効果があってか、金子が陳老師の教室で、「車」を関西弁で発音していました。
その後に出てきた盧思小姐の姿には驚かされました。今更ながら、金子よりも腕が太いことに気付いたのですが、それはさておき、彼女の髪型も服装も普通の女性らしい格好になっていたのです。これには恐らく事情があったに違いありません。今回のゲストは北川えり。4/25の第4回放送の際、以前共演した時の面影をすっかり失いど派手に変身した盧思小姐に言葉を失い、北川えりが盧思小姐と目すら合わさなかったことは既に述べましたが、今回は違います。昔の面影が戻った盧思小姐が、今シーズン一度も口にしたことがなかった日本語で「早いですね」「うわあ、懐かしい!」「中国は絶対するって!」などと矢継ぎ早に北川えりにツッコミを入れれば、北川えりもそれに応えて盧思小姐のほうを向いて笑ったり、「(私が)日本にいた時には盧思さんにも(中国語を)小声で喋ってたんですよね」などと話を振ったりと、積極的に会話を交わしていました。もちろん最後は盧思小姐のほうを向いて礼もしておりました。北川えりも安心したのでしょうが、二人の不仲を心配していた私も安心した次第です。
一方陳老師。上着の胸ボタンを外し、さりげなく挑発しています。金子とのマンツーマン(今日もクラスメイトのマネキンはいませんでした)の講義ではエロ話は出なかったのですが、発音コーナーで金子に流し目を送りつつ「今日は、愛について…」と語ります。画面のテロップまでもが「愛について」となっていてややびっくり。もちろん直後に「しかしアイは母音のiですよ」と修正しますが、これも聞きようによっては「愛はボインの愛ですよ」とも取れてしまいます。いわゆる「おっぱい星人」でない私ですらそう聞こえるくらいなのですから、この番組の隠れテーマ(?)である「乳」がかなり強烈に脳裏に刻み込まれています。
それだけではありません。「i」を「愛」と勘違いした金子に対し、「その愛は後で…」とのたまっています。いったいどこで何をするつもりなのでしょうか。老師の含蓄ある発言はまだ続きます。「愛は普通の愛だけではないですね」「気持ち込めないと籠もった愛にならないよ」「食いしばる愛、耐える愛」「では愛のテスト」。もちろん「愛」は「i」ですが…。因みに金子、「ありふれた愛は得意です」とのことですが、番組内での熙寧に対する言動を見る限りでは「いやいやあんたが得意なのはありふれた愛ではないぞ」とツッコミを入れたくなります。
順番が前後しましたが、陳老師の教室に戻りますと、金子が一日のタイムスケジュールを円グラフにしていました。こんな感じになっていました。
6時起床
1000-1200出勤
1200-1900お昼
1900-2200夜ごはん
2200-2300お風呂
2300-2330(空白)
2330-600ねる
この昼間のアバウトさは何!?その一方で、22時以降の細かさは何!?そして何も書かれていない23:00~23:30という中途半端な時間にはいったい何をしているのか!?よほどエッチな時間帯なのだろうかと思ったら、金子が私の想像を読むかの如く慌てて「番組(23:00~23:25)が終わってから寝ます」とのことでした。
さて、今日のスキットは、中国のバス停のシーンだったのですが、バス停も道路も、どう見ても日本のどっかの施設の構内に見えてしまいました。
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