第7課 陳老師、まあきれい!2005年05月16日 23時58分55秒

 エスカレートするのは盧思小姐のど派手さと陳老師の暴走ぶりだけではありません。実はさりげなく、熙寧の関西弁がここにきてエスカレートしてきています。特に今回は、冒頭に登場して1分半の間に、わかっただけでも「単語」「多い」「名詞」「高い」「長い」「安い」「重い」「軽い」の関西弁を発していました。
 前回乳の谷間を見せた盧思小姐の格好に注目したのですが、前回とは打って変わって全身を覆うチャイナドレス姿でした。髪型も中国の少女らしいもので、ラストで直立して手を組みながら単語を紹介する姿に、かつての盧思さんの面影を感じました。私はいわゆる「おっぱい星人」ではないので、これはこれでむしろ安心感すら覚えた次第です。
 陳老師の教室に目を向けましょう。今日は金子のクラスメイトとしてクリスティーヌが来ています。もちろんマネキンで、恐らく山田太郎やボブと同一人物です。金子も性別を超えたマネキンの使い回しに耐えかねたのか、クリスティーヌを見て思わず「無理に女になった感じ」と漏らしてしまいます。
 さて今日は形容詞を学ぶということで、いろんなものを比較しています。陳老師、やおら金子を立たせて「背比べしよぉ」と言ってはぴたっと横に寄り添うのですが、そこまで引っ付かなくても二人の身長差は明らかだろうにと思ってしまいました。
 老師の真骨頂はここからです。講義の途中で陳老師、「ちょっと待って」と席を外します。羽衣のようなものを身にまとい、ひらひらくねくねしながら「どう?」と金子に尋ねます。

金子「きれいです」
老師「ありがとう、でもあんまり感動してないみたいね」
金子「(大げさに)うわぁ、きれい!」
老師「(当惑して)あまり気持ちいいものでは…」

 で、結局「まあきれい!」という言葉を金子に教え込んで、無事ほめてもらえました。
 それにしても今日の老師は、この喜びで頭がいっぱいになっていたのでしょうか?「18000元(=23万4000円)」と書かれているパソコンを指して「1800元(=2万3400円)かな、高いですね」と言ってしまったり(よくNGにならなかったなと思うのですが)、一人で登場する文法コーナーで、カンペが横にあるのかちらちらと視線を横に移しながら喋ったり、発音コーナーでは舞台となるビリヤード台の上に、カンペと思しきメモを置いていたりと、今までの老師にはなかった「らしからぬ」シーンがありました。
 そういえば金子は老師に無理矢理「まあきれい!」と言わされて辟易したのか、寸劇の時にいきなり熙寧に「今度熙寧くん、僕にも指輪買ってよ」とか「僕の家賃も払ってよ」とおねだりしていました。熙寧のところに嫁入りでもするつもりなのでしょうか。それとも、陳老師に対して「僕が好きなのはあなたではなく熙寧なんです」とさりげなくアピールしていたのでしょうか。
 さて、今日のスキットの中では、謎の男・Kマンが中年おばさんを演じていました。店でチャイナドレスを試着して脇のスリットから太股を露わにしつつ、鏡の前でポーズを決めて「まあきれい!」と言うのですが、よく見れば試着の際にどさくさにまぎれて厚化粧を施していました。