第19課 進歩なき恋愛2005年08月08日 23時50分31秒

何週間ぶりでしょうか。少し前に突如オープニングのタイトルバックを意味もなくにぎわせていた「花びら」が、今日はありませんでした。「花びら」のあった回となかった回とを区別するため、過去にさかのぼって、「花びら」があった回の記事の冒頭にバナーを付けることにしました。

さて、前回の放送では少しミスが目立った感のあった金子ですが、今日は共演者たちから厳しいツッコミがありました。まず冒頭。金子が視聴者に向かって「みなさんの学習が進みますように!」と呼びかけると、熙寧がすかさず「金子さんもね」と突っ込みました。続いては陳老師の教室。金子が間違うと陳老師、最初は両手の人差し指で小さく×を作ったのですが、すぐに「こうですね」と、両腕で大きな×を作りました。えらい厳しいです。また、盧思小姐と熙寧を交えたコントでは、金子が妙な発音をすると、盧思小姐はうまく会話の流れに乗って、正しい発音を2回繰り返していました。実は盧思小姐、今までもこのような光景が何度となくあったのですが、さすがは2002年度から長年アシスタントを務めているだけあるなと、いわゆる「おっぱい星人」でない私はそういうところに感心した次第です。

そういえば陳老師の教室の最後、妙なシーンがありました。陳老師が金子に「聞いて分かりましたか」と尋ね、金子が元気良く「聞いて分かりました!」と答え、陳老師が「よろしい」と言うのですが、直後に妙な間が空き、二人が見つめ合って笑っているのです。陳老師、実は腹の中では「いつものように口だけは調子いいんだから…」と思い、金子は金子で「ばれてますか。テヘヘ」という感じなのでしょうか。

さて、今日のスキットは京劇が舞台です。壇上で主役を張っているのが謎の男のはずのKマンです。今までで最も目立った活躍ぶりではないでしょうか。とはいえ元々Kマンこと殷秋瑞氏、京劇劇団「チャイナスター」の俳優ですから、やっと本来の活躍ができたということでしょう。因みにこの劇、スキットでは「借東風」という劇という設定なのですが、先程舞台衣装を調べてみたら、チャイナスターの演目の「張飛の西瓜大裁判」という劇ではないかと思われます。となると、Kマンと共に舞台にいた方は、チャイナスターの張清恵氏っぽいですね。今までゴージャス感のかけらも無くツッコミどころ満載の今年度のスキットですが、今回はかなり力が入っているなと感心しました。

それはさておき、前回「これから美樹って呼んでいいかな?」「いいわよ……。京生!」とラブラブで呼び合った二人なのに、いきなり王京生、ヒロインに「美樹」ではなく「林さん」と声をかけています。しかも今回のデートには老け顔学生も同行しています。恋愛が進歩していないどころか、何食わぬ顔をして元に戻っているという、斬新なストーリー展開です。しかも、夢の中とはいえ、この老け顔学生、ヒロインと手を握り合っています。あと、どうでもいいのですが、王青年の真後ろで口をもぐもぐさせながら観劇している男性は、第10課でヒロインに道案内をしていた青年でしたね。

「語法快報」では、時折数秒だけ、キーフレーズが北京市内で用いられている光景が流されるのですが、今回は中国人が家庭でテレビを観ているシーンでした。しかもテレビに登場しているのは、この日に衆議院の解散を行った小泉首相ではありませんか!小泉首相が「中国語会話」に登場するのもびっくりですが、今日というタイミングで登場するのもまたびっくりです。おや、ちょっと待てよ…これって本当に北京市内の家庭なんでしょうか?

金子、熙寧、盧思小姐のコントでは、今まで中国語しか話さず、金子の日本語にも全然反応しなかった盧思小姐が、「魅惑の満漢全席」という日本語の書物を楽しそうに読んでいます。日本語がわかるという設定でしたっけ…。

最後の「文化のコーナー」は、aminが登場しました。登場5度目にして初めて自分の曲を披露していました。今まで「中国語会話」の挿入歌的に使われていた曲なのですが、最近使われなくなっていたのは、今回のためだったのでしょうか。

最後に、このコーナーの金子の服装は、前半と違っていました。次回彼は、黄と黒のチェックの服を着て登場するものと思われます。

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