前期特集編 陳老師はどこに行った? ― 2005年09月26日 23時58分47秒
いよいよ前期の講義もこれが最後です。後期はほとんどの部分が前期の再放送ということで、事実上今シーズン最後の番組と言えるかもしれません。謎の花びらが舞う中、「前期特集編 中国語でマダムをもてなそう!」というタイトルに続き、いつもの如く「金子貴俊」「張熙寧」「盧思」「陳淑梅」と紹介があるのですが、今回は同時に盧思小姐のナレーションと日本語訳のテロップが流れました。
まずは金子と熙寧が登場です。熙寧は一人で中国語だけを喋っていた前回と違い、日本語だとやはりとちってしまいますね。まあしかし、「金子さん、そんなことゆうてる場合じゃないでしょ」など、コテコテの関西弁は立派にこなしていました。因みに少し後では、熙寧につられたのか、金子も台詞をとちっていました。
金子の中国語の実力が伸びたというトークを二人で交わしていたのですが、金子が「(力が)いやもう伸びたねー、だいぶここも伸びたね、見て」と唐突に自分の毛の裾を見せ付けています。この直後に映像がカットされていたのですが、どうせだったらこのシーンもカットしてしまっても良かったのですが…。
それはさておき、今回は盧思小姐から熙寧を通じて金子にビデオレターが届き、「中国語を使って私をもてなすこと!」という指令が下されます。どうでもいいのですが、この時の盧思小姐の服装、第24課と同じですね。金子と熙寧の服装は、第24課と違っていましたが。
盧思小姐からの中国語の指令を金子が無事理解してこなせるように、助っ人が次々と登場します。って、これだと「金子の力試し」というよりは、今までの陳老師の教室での授業の延長みたいですね。というわけで、最初の助っ人は、スキットの日本人ヒロインの林小姐でした。しかし彼女、日本人という設定のはずなのに、登場時に「はーい!」と言った以外は一切日本語を口にしませんでした。この後出てくる助っ人が日本語を駆使していたのに比べれば、やや違和感を感じてしまいます。それはさておき、林小姐の指導は「お部屋を飾る!」という内容なのですが、そこでなぜか盧思小姐が赤いチャイナドレスを着て乳を強調する角度のスナップショットが映し出されます。
次は餃子を作るコーナーです。ここで金子、「セロリと牛肉の餃子をつくれっつってね、準備がしてあるわけないじゃない。(ふと目の前に食材や食器が置いてあるのを見て)うわ!準備してあった!びっくりこれ!」と、見え見えの演技をします。なんか今回の金子の力試しが、すべてシナリオに則って展開される演技に思えてしまい、正直なところ少し引いてしまいました。
餃子を作るときの助っ人は、スキットで唯一見せたかっこいいシーンが餃子作りだったという、老け顔学生の李文明です。スキット同様餃子作りに熱心ですが、本職が教師で、しかも今年4月~6月にはNHKラジオの「中国語講座」を担当していたということもあるのか、金子に中国語を理解させようとする姿も密かに熱心でした。しかしそれにしても金子、餃子の皮にあんを入れ過ぎです。たしなめられても最後には「そんな形は悪くないよ!」と、いつもの如く強気に出ています。因みにこのコーナーでは、「餃子の皮をつくる!」「餃子の餡をつくる!」「餃子を煮る!」と、盧思小姐のサービスショットが3回も登場しました。いわゆる「おっぱい星人」でない私にとっては、餃子以前にお腹がいっぱいになりそうです。
最後には、客人をもてなすマナーを金子が学びます。「中国語でエスコート!」というタイトルで、また盧思小姐のサービスショットが登場します。助っ人は最後に残ったスキットの王青年です。相変わらずエロ爽やかな笑顔で登場です。それにしても、スキットでは日本語を「あいうえお」しか知らないという設定だったのに、今回は殆ど日本語で喋っています。しかも言葉のメリハリや、身振り手振りも付いていて、そこらのサラリーマンのおっさん連中よりもよほど上手いプレゼンテーションを披露してくれます。因みに先日たまたま彼の卒業論文をネットで見つけたのですが、これまた非常にわかりやすい日本語の文章で感心した次第です。
それにしても金子、王青年がやたらと気に入ったのでしょうか。「さすが女心をわかってますねー」「いやいやいや!金子さんもっとうまいんじゃないですか!」などと愉快な会話を交わすばかりか、「いつまで手握ってるねん」とツッコミを入れたくなるくらい長い時間握手していました。測ったところ、初対面の挨拶時に7秒、もてなす練習の1回目に何と19秒、練習の2回目に11秒、最後のお礼の時に6秒という長さでした。最後の握手の際には感動のあまりなのか金子が王青年に抱きつくのですが、画面の端にさりげなく薔薇の花が映っていたのは何かの暗喩でしょうか?
そう思いながら、いよいよ盧思小姐がもてなしを受けに登場しました。金子、盧思小姐との握手の時間は13秒なのですが、途中でお互いの指と指を絡めるなど、こちらもかなり大胆な行動をとっておりました。そしてこの後、金子が今回最も真剣な表情を見せます。自分たちが作った餃子を盧思小姐が食べるときに、横で反応を伺っています。いやいやそこで真剣な表情を見せる前に、それまでに何度も真剣になるところがあったでしょうに…。
最後に盧思小姐が金子のもてなしを褒め称え、「今日からあなたは本物の紳士よ!」と宣言します。そして熙寧、林小姐、李文明、王青年に囲まれて祝宴が開かれ、幕を閉じました。ちょっと待ってください。前回の放送で登場したKマンと陳涛さんを加えても、あと1人足りないではありませんか!そう、半年間番組を取り仕切り、金子をここまで育てあげ、この日の金子の成功を恐らく誰よりも喜ぶであろう陳淑梅先生。なぜあなたがここにいないのですか!一視聴者の立場からしても、半年間中国語を教えてくださっただけでなく、番組自体を愉快なものにしてくださった先生がラストに登場しないことには、こちらの気持ちも収まりません。ひょっとしたら、金子の卒業試験の内容がテキストと全く異なったこともあり、番組方針を巡ってスタッフと何かいざこざがあったのではないかと邪推すらしてしまい、どうも今ひとつ釈然としないまま、前期の最終回を見終えた次第です。
キーフレーズ特集 謎の爆乳美女の正体は ― 2005年09月19日 23時48分12秒
今回からは「総集編」ということです。オープニングでいつも登場していたタイトルもなく、登場人物の紹介がいつもの如く、「金子貴俊」「張熙寧」「盧思」「陳淑梅」と続き、その後に「キーフレーズ特集」という表示が出てきました。
今日はスタジオではなく、ちゃんとしたバーの店構えのセット(あるいは本物の店?)が使われています。バーのマスターは熙寧。今日は台詞がすべて中国語ということで、演技も滑舌も生き生きとしています。普段どれだけ日本語、というか日本の標準語に苦労していたのかと思ってしまいました。
今までのスキットの振り返りが、第1課、第2課、第3課、第6課、第7課と続き、舞台はバーに戻ります。そこに一人の女性客、しかも爆乳美女が現れびっくり仰天しました。しかし私の驚きはここで終わりません。声と名前を聞いてまたもやびっくり仰天!この爆乳美女こそが、今年のスキットのナレーションを半年間勤め上げた陳涛さんではないですか!もっとも、数年来この番組を欠かさず観ている方によれば、彼女は2002年度の「中国語会話」にも出演していて、そんなことは中国語学習者やおっぱい星人の間では既に周知の事実とのことでした。道理でいわゆる「おっぱい星人」でない私が知らないわけです。
驚いているうちに、スキットの振り返りが第10課、第15課、第17課と続き、再度バーのシーンに戻ります。熙寧、手相を見るふりをして陳涛さんの手をやたら握ったり触ったりしています。合コンの席上でしばしば男性が見せる、一歩進んだアプローチを絵に描いたように見せてくれました。そんなことをしているうちに、恰幅の良いおっさんが客として来たのですが、彼こそスキットの「謎の男」、Kマンこと殷秋瑞さんです。陳涛さん、熙寧ではなくKマンにやたらと興味を示しています。おっさんフェチという設定なのでしょうか。
スキットの振り返りが第11課、第14課、第18課と続き、バーでは陳涛さんがだんだん「今年の年収100億の独身社長」と吹聴するKマンに惹かれてきました。嫉妬する熙寧は怒って、Kマンの注文したカクテルに、醤油だの胡椒だのを混ぜてしまいました。
さらに第9課、第12課、第13課と振り返りが続いたところで、バーのKマンの携帯に、妻から怒りの電話が入りました。おっとこの電話の声、盧思小姐ではありませんか!結局「独身社長」というところにだまされたことに気付いた陳涛さん、怒って店を出てしまいます。
最後のスキットの振り返りは第21課、第24課。おや?第24課のはずなのに、スキット終了後に「第7課」と紹介されています!前回に引き続き、テロップも最後の最後でミスをしでかしたということでしょうか。
ラストは熙寧が軽く次回予告をして終了しました。ちょっと待った!オープニングでしっかり名前の出てきた、当番組の主役の金子と陳老師、姿も声も全く見せなかったではありませんか!
第24課 最後の講義だというのに ― 2005年09月12日 23時50分04秒
オープニングのタイトルバックにやられてしまいました。「今日は謎の花びらが舞わないな」と思いながら観ていたところ、意表を突いたタイミングで花びらが舞ってきたのです。この番組の「謎の花びら」を気にしながら観ている視聴者がどれくらいいるのかわかりませんが、ここに間違いなく衝撃を受けた人間が一名います。おかげで記事の冒頭のバナーも、今回だけの特別版を作成せねばなりませんでした。
いつもの形式での番組は今日が最後になります。コントでは熙寧が張り切って、いつになく関西弁丸出しで単語を紹介しています。盧思小姐は盧思小姐で、張り切って乳の露出とボリュームを両立させた格好で登場します。
陳老師の教室も今日が最後です。「さて、今日はすごいことになっています」と陳老師。教室には山田、クリスティーヌ、ボブのマネキン3人衆が正装で勢揃いしています。最後のお別れパーティーを開催するという粋な計らいです。
マネキンに料理をさせたり茶を入れさせたり雑巾がけをさせたりした後、「その前に写真を撮って記念にとっときましょうね」ということで、撮影者として指名されたのはなぜかカメラを持っていたボブ。送り出される立場にもかかわらず、記念写真に写ることができないというのは、よほどボブが嫌われ者だったのでしょうか。そんな心配を誰も気にせず、陳老師、金子、山田&クリスティーヌ夫妻が4人で並びます。しかしできあがった写真には、なぜかしっかり撮影しているボブの後ろ姿が写っていました。
スキットも今日で最終回。ヒロインが日本に帰国するためにバス停で友人たちに見送られます。王青年とヒロインはお互いを見つめるのですが、切なそうな表情の王青年に対し、ヒロインはなぜか薄笑いを浮かべて色目使いに王青年を見ています。そういえば結局最終回になっても、この二人がいったいどこまでの関係になったのか、そもそもヒロインは誰と上海に行ったのかなど、謎を残したまま終了ということですね。
最後のほうで「じぇんごうぱんよう!」というナレーションがあるのですが、テキストでは「なんて友達がいがあるんだ!」と訳しているのに、番組では「気がきくこと!」と訳されていました。意味的には前者だと思うのですが、なぜ変更されたのでしょうか?
コントの後半では、何と盧思小姐の乳の谷間を上から眺めるアングルの映像がありました。その直後には盧思小姐、テーブルを拭く際に乳が揺れ弾んでいました。最後の最後でものすごいサービスをしてくれますね。とはいえいわゆる「おっぱい星人」でない私にとっては、どうせサービスしてくれるのだったら、番組のコンテンツを増やすとか下期も撮り下ろしの講座を続けるとか、もっと他のサービスをしてくれたほうがありがたかったりもするのですが…。
発音コーナーは金子の最終試験です。にもかかわらず、しょうもない表記ミスを犯し、挙げ句の果てにはアクセント記号を文字の上でなく文字の間に書くという信じられないミスをしでかし、4問中3問も間違えていました。陳老師も対応に苦慮したのでしょうが、結局「でもまあ実践の中で勉強するというモットーで仮免あげましょう!」と宣言します。テロップも派手派手しく「祝!金子ハスラー仮免取得!」。強引さにもほどがあります。
最後の最後につまらないミスをしたのは金子だけではありません。ラストのコントにどんでん返しがあったのですが、そこで熙寧、盛り上がる台詞を思いっ切り噛んでしまいました。本当にこれが最後の教室なのかと、未だに実感がわかないのです。
第23課 あなたのナレーションは本当にお上手ですね ― 2005年09月06日 20時54分16秒
オープニングコントでは、金子と熙寧が盛り上がっていました。どうやら二人とも誕生日が同じ1月17日とのこと。ところがその前振りとは全く関係なく、「中国語が上手」というネタでコントが繰り広げられます。確かにこの番組、スキットでも陳老子のコーナーでも、やたらと誕生日ネタが多いのですが、二人の誕生日の一致にはいったいどんな意味があるのでしょうか。
コントでは盧思小姐と金子が掛け合い漫才をやっています。盧思小姐が金子に向かって指を指しながら「にーだはんゆーしょうだじぇんはお(あなたの中国語は本当にお上手ですね)」と言えば、金子はその中国語がわからずに盧思小姐を指で指してオウム返しに「にーだはんゆーしょうだじぇんはお」と答えます。盧思小姐は身振りも加えて繰り返し「ぷーぷーぷーぷー、にーだはんゆーしょうだじぇんはお(違う違う、あなたの中国語は本当にお上手ですね)」と言いますが、金子も繰り返し「ぷーぷーぷーぷー、にーだはんゆーしょうだじぇんはお」と言い返します。そのやりとりにたまらず熙寧が「お二人とも中国語が本当にお上手ですから!」と口を挟みますが、二人の愉快なやりとりは止まるところを知りませんでした。
陳老師の教室でも愉快なコントが繰り広げられます。金子の中国映画デビューを応援するために、陳老師がプロフィールを作ろうとします。体力検査と称してスタジオを二人で走るほか、習字、歌唱力、演技力のテストが行われます。演技力のテストでは、宝くじが当たったシーンを金子が演じるのですが、リアクション芸人でもしないような大根振りでした。今回は中国語ではたくさん褒められていましたが、その分役者生命が短くなったのではと心配してしまいます。
スキットは、いよいよヒロインの日本帰国を翌日に控え、盛り上がってきています。ヒロインと青年とが、今回は久し振りの二人っきりのデートで、東京工科大学キャンパス、じゃなかった中国のどこかを歩いています。ヒロインは青年から愛の告白を得ようと、今まで以上に流し目を多用したり、なかなか告白しようとしない青年に対してすねてみせたりしています。しかし何だかんだ言って今回最も盛り上がっていたのは、ナレーションの陳涛さんではなかったでしょうか。実況説明だけではなく「がんばれ 王京生!」と青年を応援しています。青年は「美樹… 君…」と切り出しますが、次に彼の口から出た言葉は愛の告白でも何でもなく、「君の中国語はほんとにうまいなあ」でした。ここで陳涛さん、口調もがらっと変わって強い怒りを込めて「いくじなし!」そして、今日のキーフレーズという最も重要な場面で、今までになく投げやりに「じゃあ今日のキーフレーズどうぞ」と吐き捨てるように言っていました。
しかし直後にもう一度盛り上がります。青年は「日本語?僕もできるよ」と言い、「あい……」と言っています。バックにはムーディーな音楽、心の中で「あい……“してる”?」と一人で想像し、期待して彼に流し目ビームを浴びせながら微笑むヒロイン、「もしや!?」と興奮するナレーション。そこで青年の口から出たのは、「あい… あいうえお!」。ヒロインが激怒してその場を立ち去るとともに、ナレーションでも「咳(あい!)」という感嘆詞が続きました。
金子、熙寧、盧思小姐のコントの後半では、再び宝くじの演技を見せた金子に対し、盧思小姐が「だめだめ 私がやってみせるわ!」と演技を披露します。確かに盧思小姐の演技のほうがいかにもという感じです。演技を披露した後に、金子と熙寧から拍手を受けた盧思小姐、得意げに胸を張ったのですが、この瞬間、服が破れんばかりに乳が張り出しておりました。もっともいわゆる「おっぱい星人」でない私にとっては、だからどうだという訳でもないのですが…。
発音コーナーでは、「liとri(の違い)はわかったんですよ」とのたまう金子に陳老師が心配し、「liとriはうまくできるんですか?」と問いただしたところ、金子はいつもと違って「いや、自分ではあんまり大口は叩かないようにしてます」と弱気になっていました。テキスト9月号での激烈な投書を気にしたのでしょうか。
aminの中国歌のコーナーでは、「中国ですごく代表的な女性歌手」の曲が紹介されました。彼女曰く「日本で言えば山口百恵さんみたいな存在」とのことです。そういえば山口百恵の誕生日も1月17日。冒頭で出てきた金子と熙寧との誕生日の会話が、ここで見事につながったということですね。
第22課 盧思小姐のコスプレ大会 ― 2005年08月29日 23時56分37秒
金子のオープニング挨拶が再び「(あなた方)こんにちは」から「みなさんこんにちは」に変わっていたのですが、そんな事はもはやどうでもいいのです。盧思小姐、今日は久し振りに乳の谷間を少し見せながら、やたらと巨乳を強調させての登場です。カメラアングルも狙ったかのように、揺れるシーンや、乳の大きさを存分に感じる斜め45度のアングルになっていました。ちょっと待ってください。前日に横浜中華街・チャイナスターの京劇ライブで、花も恥じらう16歳の乙女・玉ちゃんを演じては、ニワトリの鳴き真似をしたり、声を時折裏返しながら「恥ずかしい」を連発していた可愛い仕草の盧思さんは、いったいどこに行ったのですか!?いわゆる「おっぱい星人」でない私にしてみれば、たった一日で盧思さんのイメージが激変したことに、深い衝撃を覚えずにはいられません。
過剰なサービスはこれだけにとどまりません。エンディングコントでは、舞台のバーでいきなりサッカーのビデオが流され、その中の選手役として、サッカーユニフォームを身にまとった盧思小姐が登場するのです。前回の浴衣に続くコスプレ第2弾です。しかも、走る度に乳がまた揺れる揺れる!どこのおっぱい星人からの要望なのかわかりませんが、世のおっぱい星人は、どこまでサービスを提供してもらえれば気が済むのでしょうか。
気を取り直して陳老師の教室です。どうやら引っ越したようで、荷物が雑然としております。陳老師曰く、「今日は、私が手伝ってもらいます。引っ越した!見てください」とのことで、金子に荷物を片付けさせようとします。金子が興に乗って「どうも、金子引越センターです!」と答えたので陳老師が「安いですか?」と尋ねたところ、金子は「高いです」と即答です。自ら「高い」とのたまうとは、何という引越センターなのでしょうか。
荷物の片付けの最中に、辞書と書籍を棚の上に置くシーンがあったのですが、書籍は前回や第19課で出てきた本と同じなのではないでしょうか?陳老師のものになったり金子のものになったりと、本も大変ですね。
スキットはボウリング場が舞台です。今まで散々ツッコミを入れたせいなのか、今回はたった8レーンの狭い会場にもかかわらず、エキストラの客が2人いました。また、王青年、ノーカット撮影でストライクを取ってしまいます。ヒロインの日本帰国による別れが近づいているせいか、なかなかの力の入りようですね。
今回、キーフレーズを放ったのは、いつもは復唱する立場にあるKマンでした。自分でキーフレーズを放ち、自分でそのキーフレーズを復唱するという初めてのケースでした。
発音のコーナーでは、陳老師の金子への厳しさが溢れておりました。「先生、そろそろ免許皆伝いいんじゃないですか?」と投げかける金子に対し、とぼけて「何がですか」と答え、「免許皆伝です」と繰り返す金子に「早い!」と即答で返しました。金子への発音テストでは、間違いかけた後に正解したにもかかわらず、「それをそうしてくれると怒れるんですけど…」と、怒る気満々の様子でした。他にも先述の教室では、「(前置詞)バの漢字は何だと思う?」と金子に尋ね、「遊び場とかの場ですか?」という答えに対して静かな怒りを込めて「違うっ」とおっしゃっていました。
そういえば「中国語会話」テキスト9月号の読者の「おたよりのページ」で、金子の無気音の発音について「なぜ発音の違いを指摘されないのでしょうか」という激烈な投書があり、陳淑梅先生のお名前で「金子さんは皆さんと同様一生懸命がんばっていますので、今後ともあたたかく見守りながら、時間が許す限り、細かな指導をしていきたいと思います」との回答がなされていました。陳老師の厳しさの背景には、この影響もあるのでしょうか。(話はそれますが、個人的には陳老師のおっしゃるとおり、「初学者というのを売りにして登場しているんだから、あたたかく見守ればええやん」と思うのです。一生懸命さは十分に伝わってきますし、同じ初学者としては「人のふり見て我がふり直せ」ということで、間違いやすいポイントがよくわかるのです。むしろ「この人、さっき発音おかしかったよな」とツッコミを入れられることができれば、それはそれで自分自身上達していることに他なりませんし)
この発音テストでは、金子は結局無事全問正解で、画面にでかでかと「あと2回合格で“仮免ハスラー”授与!」というテロップが登場しました。
さて、冒頭に述べたラストのサッカーコントですが、サッカー選手の盧思小姐、審判の熙寧にイエローカードを突きつけられた際、得意のアッパーで殴りつけます。あと、いきなりサッカービデオが登場した時に金子が思わず「これまた急だねえ」と一言。全国の視聴者のツッコミを代弁してくれました。
第21課 近頃浴衣が流行のようで ― 2005年08月22日 23時50分52秒
久し振りにバナー画像を登場させました。すなわち、今回久し振りにオープニングが「花びら」バージョンだったのです。
それはさておき、オープニングで金子は何か本を持っています。熙寧に尋ねられて「昨日これ友人がくれた中国の参考書」と答えていたのですが、この本、第19課の陳老師の教室で、陳老師が金子に渡して「面白いから読んでください」と言っていた本と同じような気がしないのでもないのですが…。
その直後、盧思小姐が登場するのですが、今回は何と浴衣姿です。最近では日本経済新聞連載のポルノ小説「愛の流刑地」でも、ヒロインが不倫の際に浴衣プレイを楽しんだりと、何かと流行のようですね。因みに盧思小姐、2003年度の放送では毎回コントで様々なコスプレを披露し、昨年度は「熊猫医院」の看護師としてナース姿で、それぞれマニアを魅了していたようなのですが、今回もど派手なマダム衣装にこだわらずにマニアを楽しませているようです。もっとも、胸から腹にかけて帯が邪魔をして自慢の爆乳が隠れてしまっているのですが、いわゆる「おっぱい星人」でない私はそんな事よりも、左手を伸ばす際に右手でさりげなく左袖を押さえるしぐさに注目してしまいました。
そのコントでは、盧思小姐に頼まれて熙寧が買ってきた化粧品がなくなったという設定です。しかしどういう訳か、何と陳老師の教室の机の上に、その化粧品の包みがあったのです。陳老師もそれが何かわからず、中を開けたところ、領収書を発見します。「昨日買った」「日曜日に買った」「渋谷の商店で買った」などと、それらしい手がかりを読んでいくのですが、最後に「あ、(熙寧の)名前も書いてある」。いやいや普通真っ先にそこに目が行くでしょうし、それを確認しようとするでしょうに…。
教室では、金子が1978年生まれと知った陳老師が、「若い」と一言漏らしてしまいます。陳老師が何年生まれか、どう調べても分からなかったのですが、先日陳老師が記した中国語エッセイ「小点心」の文章の中にヒントがありました。
スキットはジムの様子なのですが、いつもの如く三角関係の3人が仲良くデートを兼ねて身体を鍛えています。因みに客はこの3人とKマンのみ。エキストラを使うか、広々とした全景を映さなければいいのに…。
さて、このブログの読者の方から教えていただいたのですが、Kマンが重いバーベルを持ち上げるシーン、一見バーベルの重りの部分がうまく隠れるように撮影されていました。しかし持ち上げる前と持ち上げた時とを見比べると、持ち上げた時には、本来重りがある位置に何もついていませんでした。撮影関係では他にも、Kマンにカメラがズームインする際、途中でピントが合わなくなってしまうなどというシーンもありました。
発音コーナーでは、同じ「リーズ」という発音の単語を紹介し、声の高さ低さを金子に答えさせるテストがありました。どこかで聞いたことのあるネタだと思ったら、昨年度の放送の最終回で、生徒役の亀山房代が卒業課題の「中国語漫画」で用いたネタでしたね。
今日のゲストは北川えりです。盧思小姐から、「(中国で子供との会話がうまくいかなかったことについて)たぶん「能」と「会」の区別が難しかったかな」と冷静なツッコミを入れられたり、中国で書いてもらった自分の絵を見て「外国人みたい!」と言った時に中国の絵師から「あなた外国人でしょ?」とツッコミを入れられたりしていました。因みに、金子も盧思小姐も、服装が前半と同じでした。今回は講座との同時収録だったようです。
第20課 上海行きのチケットもソウル行きのチケットも2枚? ― 2005年08月15日 23時46分06秒
まず皆さんにお詫び申し上げます。前回の最後に、今回の金子の服装を「予言」したのですが、残念ながらはずれてしまいました。ということは、前回の「文化のコーナー」はいつ収録されたのでしょうか。謎が深まるばかりです。
さて、前回同様、今回もオープニングの「花びら」がなかったのですが、それに気を取られてオープニングのもう一つの変化に気付きませんでした。前回から金子の挨拶が「みなさんこんにちは」から「(あなた方)こんにちは」に戻っていたのです。因みに、エンディングはまた新しい曲に変わっていました。
オープニングコントで、盧思小姐が「来週は上海で同窓会があるのよ」と言いながら登場するのですが、手にしている旅行ガイドブックをよく見ると、表紙に「北京」の文字が!ツッコミを入れられるために持参したとしか思えぬ演出です。
陳老師の教室は楽しそうです。陳老師、何を血迷ったか金子に突然百万円の札束を手渡します。金子は次から次へと「温泉に行きたい」「旅行に行きたい」などと口走るのですが、恐らく陳老師は「~したくない」という否定形を言わせようとしていたと思われます。まさかこれは買うまいと思い、陳老師「おうちを買いたいですか?答えて。本当の話」と迫るのですが、金子はすかさず「おうちを買いたい」と答えます。否定形が引き出せなかった陳老師、「この人、何でも欲しいんですね」と苦笑しつつ、暗に「一つくらい否定形で答えないと授業にならないだろう」と困っています。金子は陳老師の気持ちを無視するかの如く、「言わせておいてなんですか!そりゃあもう男の夢ですよ」と反論します。さらに金子は追い打ちをかけるように「温泉に行きたい(強い意思)」とまで言うので、陳老師は自ら否定形を提示するために、「私は忙しいから温泉に行きたくない」と答えてしまいました。
ところで、今日のキーフレーズはとにかく長いです。今まで一番長かった「まずビールを2本とオレンジジュースを1杯」が漢字9文字だったのですが、今回の「上海行きのチケットを2枚予約したい」は、それを上回る漢字10文字です。陳老子がキーフレーズを提示するや否や、金子が「長ーーーい!」と叫び、陳老師が「頑張ろぉ」となだめるのですが、当の陳老師が、長いキーフレーズを言い終わらないうちに思わず笑ってしまいます。最もここで笑ってはいけない人なのに…。
スキットでは、初めてフィルムの早回しという高等技術が用いられました。謎の男・Kマンが飛行機の模型を手にして動き回るシーンなのですが、何もこんな場面でそんな技術を使わなくても…。それにしても、いつもキーフレーズを大声で叫ぶKマン、今回は叫ばずに普通の声でキーフレーズを語っています。Kマンの素の声を聞いたのは初めてかもしれません。
金子、盧思小姐、熙寧のコントでは、盧思小姐の学生時代の写真が公開されます。確かに顔も似ていれば、爆乳ぶりも今と変わりません。服の上から乳の張り具合が一目瞭然です。といっても私はいわゆる「おっぱい星人」ではないので、だからどうだという事もないのですが…。
発音コーナー、どういう訳か金子が口上を述べている間、熙寧一人は横を向いて歯を見せて笑っています。いったい誰と何を笑っていたのでしょうか?
さて、今日のスキットは、上海行きのチケットを2枚予約するヒロインに対して、ナレーションが「誰と行くのかな?」とツッコミを入れていました。私はそれ以上に、コントで盧思小姐が、同窓会のために「上海行きのチケットを2枚」だとか、冬のソナタのロケ地を訪れるために「ソウル行きのチケットを2枚」だとか、必ず2枚で申し込んでいるのを見て「誰と行くのかな?」とツッコミを入れずにはおれませんでした。
第19課 進歩なき恋愛 ― 2005年08月08日 23時50分31秒
何週間ぶりでしょうか。少し前に突如オープニングのタイトルバックを意味もなくにぎわせていた「花びら」が、今日はありませんでした。「花びら」のあった回となかった回とを区別するため、過去にさかのぼって、「花びら」があった回の記事の冒頭にバナーを付けることにしました。
さて、前回の放送では少しミスが目立った感のあった金子ですが、今日は共演者たちから厳しいツッコミがありました。まず冒頭。金子が視聴者に向かって「みなさんの学習が進みますように!」と呼びかけると、熙寧がすかさず「金子さんもね」と突っ込みました。続いては陳老師の教室。金子が間違うと陳老師、最初は両手の人差し指で小さく×を作ったのですが、すぐに「こうですね」と、両腕で大きな×を作りました。えらい厳しいです。また、盧思小姐と熙寧を交えたコントでは、金子が妙な発音をすると、盧思小姐はうまく会話の流れに乗って、正しい発音を2回繰り返していました。実は盧思小姐、今までもこのような光景が何度となくあったのですが、さすがは2002年度から長年アシスタントを務めているだけあるなと、いわゆる「おっぱい星人」でない私はそういうところに感心した次第です。
そういえば陳老師の教室の最後、妙なシーンがありました。陳老師が金子に「聞いて分かりましたか」と尋ね、金子が元気良く「聞いて分かりました!」と答え、陳老師が「よろしい」と言うのですが、直後に妙な間が空き、二人が見つめ合って笑っているのです。陳老師、実は腹の中では「いつものように口だけは調子いいんだから…」と思い、金子は金子で「ばれてますか。テヘヘ」という感じなのでしょうか。
さて、今日のスキットは京劇が舞台です。壇上で主役を張っているのが謎の男のはずのKマンです。今までで最も目立った活躍ぶりではないでしょうか。とはいえ元々Kマンこと殷秋瑞氏、京劇劇団「チャイナスター」の俳優ですから、やっと本来の活躍ができたということでしょう。因みにこの劇、スキットでは「借東風」という劇という設定なのですが、先程舞台衣装を調べてみたら、チャイナスターの演目の「張飛の西瓜大裁判」という劇ではないかと思われます。となると、Kマンと共に舞台にいた方は、チャイナスターの張清恵氏っぽいですね。今までゴージャス感のかけらも無くツッコミどころ満載の今年度のスキットですが、今回はかなり力が入っているなと感心しました。
それはさておき、前回「これから美樹って呼んでいいかな?」「いいわよ……。京生!」とラブラブで呼び合った二人なのに、いきなり王京生、ヒロインに「美樹」ではなく「林さん」と声をかけています。しかも今回のデートには老け顔学生も同行しています。恋愛が進歩していないどころか、何食わぬ顔をして元に戻っているという、斬新なストーリー展開です。しかも、夢の中とはいえ、この老け顔学生、ヒロインと手を握り合っています。あと、どうでもいいのですが、王青年の真後ろで口をもぐもぐさせながら観劇している男性は、第10課でヒロインに道案内をしていた青年でしたね。
「語法快報」では、時折数秒だけ、キーフレーズが北京市内で用いられている光景が流されるのですが、今回は中国人が家庭でテレビを観ているシーンでした。しかもテレビに登場しているのは、この日に衆議院の解散を行った小泉首相ではありませんか!小泉首相が「中国語会話」に登場するのもびっくりですが、今日というタイミングで登場するのもまたびっくりです。おや、ちょっと待てよ…これって本当に北京市内の家庭なんでしょうか?
金子、熙寧、盧思小姐のコントでは、今まで中国語しか話さず、金子の日本語にも全然反応しなかった盧思小姐が、「魅惑の満漢全席」という日本語の書物を楽しそうに読んでいます。日本語がわかるという設定でしたっけ…。
最後の「文化のコーナー」は、aminが登場しました。登場5度目にして初めて自分の曲を披露していました。今まで「中国語会話」の挿入歌的に使われていた曲なのですが、最近使われなくなっていたのは、今回のためだったのでしょうか。
最後に、このコーナーの金子の服装は、前半と違っていました。次回彼は、黄と黒のチェックの服を着て登場するものと思われます。
第18課 年がら年中誕生日 ― 2005年08月01日 23時52分24秒
今回は趣向を変えて、まず金子の発言に逐一ツッコミを。
・冒頭で熙寧の「(今日の単語学習は)贈り物に関する言葉です」に対し、「あー、そういう季節だねぇ」と相づちを打っていたのですが、今そういう季節でしたっけ?クリスマスやバレンタインデーならわかりますが…。百歩譲ってお中元のこととしても、花、口紅、イヤリング、香水が出てくるんですけど…。
・盧思小姐の誕生日を祝う「ジューニーシュエンリクアイラー」を言おうとして「じゅーにー、じゅーにー、じゅーにがはち」と口走りますが、これは九九のつもりなんでしょうか?
まあここまでは台本通りだとして…
・陳老師の教室で、陳老師がマネキンのクリスティーヌに「私は彼女にあげます」という中国語を話したところ、金子が「私は彼にあげます」と翻訳。確かに中国語では「彼」も「彼女」も同じ発音なのですが、見ればわかるでしょうに…。
・で、陳老師に「クリスティーヌは女性ですよ」と指摘された時の言い訳は「クリスティーヌ、結構体格が『彼』っぽいんですよ」。まあ確かに男女兼用のマネキンなのでしょうし、背の高さや肩のラインなんかは正に男っぽいのですが…。
・盧思小姐に「あなたにイヤリングをあげます」と中国語で喋ったのですが、アクセントが一言一言間違っていたのにびっくりしました。
・他にも「祝」「快」のアクセントを最初から最後まで間違っていたのですが、最後に熙寧に「完璧でしょ」と同意を求めていました。熙寧も熙寧で「さすが金子さん」っておだてなくても…。
・発音コーナーで一瞬妙な沈黙があり、陳老師が「…クイズにいきましょうか」と熙寧に振ってはじめて熙寧が何かを思い出したかのように「クイズ!」と口にしました。直後に金子が「クイズ忘れてたでしょ」と熙寧に突っ込みますが、今回に限っては「こらこら今日のあんたにツッコミ入れる資格あるんか?」と思った次第です。因みに、さすがに陳老師は冷静で、発音コーナーで「今日これで僕は免許皆伝です」と自らのたまう金子に対して、冷静に黙って首を横に振っていました。
さて陳老師、今日は半袖で登場です。教室には先述のとおりクリスティーヌが来ています。今日は盧思小姐の誕生日という設定なのですが、「クリスティーヌさんもお誕生日ですよ」とのことでした。プレゼントをたくさん買ってきて、クリスティーヌに渡そうとするのですが、「私この色好き」「あげたくない」「高い」といってはことごとく自分と金子のものにしようとしていました。
というかクリスティーヌ、先日マネキンの山田太郎と結婚して子供も授かったばかりというのに、誕生日に家族をほっぽり出して陳老師の教室に来ていても良いのでしょうか?今日経新聞に連載されているポルノ小説「愛の流刑地」で、ヒロインの女性が自分の誕生日に家庭をほっぽり出して不倫相手との箱根お泊まり旅行をセックス三昧で楽しむというシーンがあったのですが、思わずその光景を思い出してしまいました。
ところで今日のスキットでは、ヒロインも誕生日でした。6月にはほぼ1ヶ月かけて王青年の誕生日を取り上げるなど、やたらと誕生日ネタがお好きですね。王青年がヒロインを学校のグラウンドに呼び出してプレゼントを渡すのですが、何でわざわざだだっ広いグラウンドで愛をはぐくもうと企んでいるのでしょうか。因みに今回も、プレゼントを渡そうとするシーンで前回と同じエロティックなBGMが流れ、王青年のエロティックな口説きに、ヒロインがエロティックな流し目で応え、お互いファーストネームで呼び合って大興奮します。番組としては、私のようないわゆる「おっぱい星人」ではない視聴者に対し、新たなアピール手段を見出したのでしょう。
キーフレーズが登場するシーンでは、毎回登場人物全員が動作をぴたっと止めるのが見どころだったのですが、グラウンドでサッカーの練習をしている青年たちだけは全く無視していました。彼らは番組で用意したエキストラではなく、恐らく本当にグランドで練習していた人たちなのでしょうね。ラストでグラウンドで走り回る王青年とKマンとを「こいつら何やってるんだ」というポーズで冷たく見ておりました。因みに番組で用意したと思われる陸上部員のエキストラは皆、キーフレーズの「楽」の発音がやや変でした。ロケで中国人がなかなか集まらずに、日本人を集めたのでしょうか。…いやいやここは中国のはず。そんな事はないですよね。
金子、熙寧、盧思小姐、のコントによれば、盧思小姐はどうやら結婚仲介のプロのようで、熙寧に対して「100組目の新郎、ターゲットはあんたよ!」「見て見て!この娘どう?」と結婚話を持ちかけます。ええっ!?熙寧を狙っていたのは盧思小姐自身ではなかったのですか!?となると、ひょっとして盧思小姐は既婚で、熙寧との不倫を愉しむべく毎回ちょっかいをかけていたという設定だったのでしょうか。
ところで、先週行われたと思われる「国際マダムコンテスト」、盧思小姐の成績はどうだったのでしょうか。誰かご存じの方いませんか?
第17課 恋のさや当てに乱暴狼藉 ― 2005年07月25日 23時37分42秒
最近時折何かが起こるオープニングですが、金子の挨拶に変化がありました。今までは「(あなた方)こんにちは」だったのが、「みなさんこんにちは」になりました。何か心境の変化でもあったのか、単なる気まぐれなのか、いずれにせよどうでもいい部類の話ではあります。問題はその後です。前々回大あくびをしたと思ったら、今回は「ビールを一杯ください」です。そういえば前回も彼は北川えりの料理コーナーで、料理を食べながら「ビールを一杯!」と叫んでいたので、よほどお好きなんでしょう。
程なく盧思小姐が登場したのですが、その格好を見てピンと来ました。金子、盧思小姐ともに、前回の北川えりのコーナーと全く同じ服装だったのです。どうやら前回放送分の後半は、今回の収録時に撮影されたものだったことが判明しました。因みに、前回はよく気付かなかったのですが、盧思小姐、今回の服装はウエストのくびれも強調しています。いわゆる「おっぱい星人」でない私にとっては、変に巨乳を強調されるよりはこちらのほうが扇情的であったりします。
陳老師の教室は、ソファが置いてあり、映画館という設定になっています。映画館ですので陳老師は自然と金子の隣に座ります。なるほど、金子に自然に接近するにはこういう方法がありましたか。時折金子の自慢の携帯(恐らくP505isのベルベティレッドでしょうか)をもてあそんでは、見つめ合って会話をしています。
こんなラブラブモードに怒り心頭な人物が一人いました。本来このコーナーに出てくるはずのない熙寧が嫌がらせにやって来ました。陳老師をたぶらかす金子に怒っていたのか、金子をたぶらかす陳老師に怒っていたのかは定かではありませんが…。老師と金子が映画を観ているというシチュエーションの中、敢えて携帯電話で大声で話しながら登場します。陳老師が注意すると今度は映画を観ながら一人で大声で叫んでいます。金子が注意すると、あろうことか煙草に火をつけて吸い始めました。ここで熙寧、金子の注意を受けている時に、自分で吸った煙草にむせて咳き込んでいます。カットするなり撮り直せばいいのに…というかそれ以前に、吸えないなら吸えないで、本当に煙草に火をつけなくてもいいのにと、気の毒に思った次第です。
スキットの舞台は美術館です。放送4ヶ月にして初めて、ヒロインの女性と王青年が2人っきりのデートを愉しみます。それにしてもこの美術館、他の客は2人だけです。前回同様エキストラの工面がつかなかったんでしょうか。
いよいよ王青年がヒロインに告白といったところで、エロティックなBGMが流れます。王青年のエロティックなにやけ顔とぴったりマッチしています。王青年を見るヒロインの流し目もエロティックです。結局この後、他の客の幼児が二人の雰囲気をぶち壊す暴言を吐き、それを聞いて笑う王青年を見て、ヒロインが激怒します。どうも今月はヒロイン、酒・煙草をやらないというだけで会社の面接を落とされたり、せっかくのエロティックな雰囲気をぶち壊されたりと、踏んだり蹴ったりです。
さて、今回エンディングの曲が「Birthday Card」から「それはアイシテル」という日本語混じりの曲に替わりました。恐らく、9/14に発売予定のaminのニューアルバム「SHANGHAI×TOKYO」のプロモーションの一環ではないかと思うのですが、中国語会話のエンディングに日本語混じりの曲というところに、やや戸惑いと違和感を感じております。
最近のコメント